リバプールから期待の星、Queen Zee and the Sasstonesをご紹介。 *English ver follows Japanese article Queen Zee and the SasstonesはZapata JonesことQueen Zee率いるパンクバンド。 Zeeはトランスジェンダーのボーカルとして奇抜なカラーの髪と 同じカラーのブラが特徴的。 私自身お恥ずかしながらあまり問題については詳しくなくて、大したことも聞けなかったのがちょっと申し訳ないのだが、Zeeはそんな私の質問にも今どういったことに怒りを覚えていて、音楽を通して反抗しているのかを説明してくれた。 音楽もこの人はゲイだからという観点で聴いたこともなかったのだが、 最近Fuzeという音楽メディアを時々チェックしていて、「 進化する海外のLGBT音楽 ここでも取り残される日本 」という記事を読んで、彼らの揺れ動く葛藤や苦しみといった感情が最近になってようやくそれそのものとして届けられ、受け入れられ始めてきたということを知った。 ゲイを公言しているミュージシャンで私が思いつくアーティストといえば、Years and YearsのOllyやBaths、Perfume Geniusだが、Ollyは最近はBBCでゲイに育つこと、 というドキュメンタリーに出ていたのが私は記憶に新しい。 日本だとLGBTQに関する話題はなんとなくタブーなような気が する。みんな語りたがらない。 話はちょっとずれるけど、最近UKの音楽シーンがまたパンクロックを中心に盛り上がってきている気がする。このバンドもそうだけど、いま起きている政治や社会問題に対して若者が反骨精神を見せているのかも。Brexitにせよ、トランプ大統領にせよ。 (Zeeがもっとトランスジェンダーに関する問題について語っている記事を読みたければ こちら をぜひチェック!) 1. バンドメンバーとはどのようにして出会ったのですか? 一緒に演奏するようになったきっかけはなんでしょう? Zee: 私とEm(ギター)が出会ったのは、 リバプールのクロウハーストのライブ。 そのあとでE...