Interview with Yonaka
個人的にはイギリスのインディー音楽は大好きだ。USでは歌中心のエモいアーティスト達が人気を集めているけど、いうなればUKのアーティストは音だったり、ヴァイブだったり、勢いだったりを重視するアーティストが多いように思う。
それでも、00年代のUK Rockの盛り上がりを考えたら、あれほどの勢いや盛り上がりを未だに取り戻せていないのは残念だ。いきなり出てきて相当な人気を集められるアーティストはほんの一握りである。勢いでは多分USに負けているだろう。
そんな中でも音も、勢いも、歌も、まるで新人とは思えないアーティストを発見した。バンド名はその名も”Yonaka”。ボーカルのTheresaの友達が日本人とのハーフで、”夜中”という言葉を知ったそうだ。バンドのちょっとダークなサウンドとピッタリだと思って付けた、という。
しかしダークとはいえど、一人Haimかと思うほどの力強いボーカルと、ギター1人、ベース、ドラムという構成なのにハードロック並のゴリゴリなサウンドを聴かせ、そしてどの曲も最高に楽しい。2014年頃から曲をリリースしているようだが、まだ公式には3曲しかリリースされていないのが残念だ。
そんなまだ情報も曲も少ない彼らに基本的なことから色々聞いてみた。(まだリリース曲が少ないので、そういった観点のことをあまり聞けなかったのが残念。)
1. メンバー達は5年ほど同じ音楽サークルの中で活動していたそうですが、以前演奏していた音楽は今のバンドとは違うサウンドでしょうか?今のサウンドにはどのようにして行き着いたのですか?
みんな前は違うものを両立してやってたの。サウンドでいうなら以前わたしたちがやっていたのはyonakaでやっていたのとは全然違うものだった。みんな違う音楽のバックグラウンドがあるから、自分たちのスタイルのミックスだったり影響がサウンドに結びついてる。このサウンドはにはすごく自然に行き着いたの。多分みんなダークな音でもっと自分たちに意味のあるものにしたかったんだと思う。
2. 今のところ数曲がリリースされている状況ですが、バンドとしては今何曲ほど書いているのでしょうか?残念なことにまだ日本ではライブが見られないので…
全体では20曲以上あるかな。ステージでは30分の制約とかがあるから、ライブではそのうち7,8曲ぐらいをやってるの。だから自分たちのベストな曲を選んでむちゃくちゃに演奏するってわけ。
3. バンドのサウンドはとても力強くて厚いサウンドを出していますよね。メンバーはいつ音楽を始めたのでしょうか。ボーカルについていえば、一人で歌っているとは思えない歌唱力だと思います。一番自分のボーカルに影響を与えたアーティストは誰だと思いますか?
わたしが覚えてるのは家の周りで歌い始めたことかな、12歳の時はそれが自分のやりたいことだった。始めた頃は全然上手くなくて、自分の声も嫌いだったし、たくさん批判も受けたけど、いまはそのライン上にあると思うと特別な経験だったんだと思う。わたしが好きなのはAmy WinehouseとJeff Buckleyのボーカルね、二人の声はすごくきれいで、それから痛みや力があって、聴くたびに自分の体が変に感じられるの。Georgeは15歳から始めて、Alexはギターを12歳の時に始めて、17歳の時にベースも始めたんだって。Robは10歳の時よ。
4. 他のインタビューで、メンバーはNirvanaやモータウン、ヒップホップが好きというのを読みました。最近ではどんな音楽を聴いていますか?
わたしたちは今も日常的にそのアーティスト達の音楽を聴いてるけど、最近は色々聴いてるものもあるかな…Kendrick Lamar, QOTSA, Arctic Monkeys, Lewis Del Mar, Amy Winehouse, Jeff Buckley, childish Gambino, Led Zeppelin, Earl Swearshirt, Girl Band, Kanye Westとかね。
5. 日本で”夜中”に演奏するというアイディアがあったらどうでしょうか?日本にはどんなイメージを持っていますか?
ええっとそれってすごく最高!それにそれが一番やってみたいことよ。日本にはまだ行ったことがないけど、夢がいっぱい詰まった何かがたくさんあるんだと思うな。
6. 2017年はバンドとしてどんなことを目標にしていますか?
他の国で演奏すること、フェスでいっぱい演奏すること、それから演奏演奏演奏、そしてたくさん音楽をリリースすること。最高の年になると思う。
7. ファーストアルバムはいつリリース予定ですか?
ファーストアルバムを今年の終わりに出来てくる予定よ。きゃー!その前にたくさんシングルもリリースしてリスナーの耳を満足させるつもり。
8. 2016年のハイライトを教えてください。
2016年はいくつかハイライトがあるんどけど、その中でも一番は自分たちがヘッドラインを務めるライブが12月にロンドンであって、その最後のツアーが完売したことだね!会場の端まで人が溢れてて、知ってる顔も知らない顔もありで。これはすごい特別な経験だった。それからTheresaとGeorgeがクラウドサーフィンを初めてやったこととか。
9. 音楽のインスピレーションはどこから得ているのですか?
アイデアはどんなところからでも湧いてくるの。大体は日常的なことかな(良くも悪くも)家族だったり、自分の周りの人だったり、他のアーティストから刺激を受けることもあるし。音楽を作るときは感情に影響されるんだよね。
10. レコーディングも自分たちで行なっているそうですね。レコーディングのプロセスはどういったものでしょうか?
すごい最初の頃は外から助けてもらあることもなくって。Alex(ベース)はレコーディングもプロデュースも上手かったから、リハの部屋を借りてドラムを録って、それでAlexの家のベッドルームで他のは全部録音してたの。それでレコーディングした後はAlexがレコーディングしてからはみんなもう徹夜で、自分たちが出来る限りのエフェクトやレベルで、上手くいくと思ったものは試しまくったりしてね。良いプロセスだったな。
11.メンバー達の性格について簡単に教えてください。
Theresa:すぐ興奮しすぎる、そして黙っていられなくて騒ぐ。
George:繊細、自分が知ってる中でも一番面白い
Alex:控えめ、怠け者だけど礼儀正しい
Rob:冷静、堂々としてて、ピニャコラーダが大好物
12.音楽以外では何をすることが好きですか?
Theresa:ボクササイズ、料理、家族や友達と過ごす、音楽をかく
Alex:ミキシング、料理、寝る
George:散歩、運動、テレビを見たり音楽を聞いたりすること
Rob:料理、ソーシャライズする
13. 日本のファンにメッセージをお願いします。
自分たちの国から遠く離れたところにファンがいるなんてびっくり!本当にありがとう。みんなのためにも色々と用意してるし、日本に行ける日が待ちきれないな。
コメント
コメントを投稿