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Spring Breakers


Between Reality and non-Reality
*ネタバレてます

ハーモニー・コリンの衝撃作、Spring Breakers。


水着のセクシーギャルがビーチをはじけまくる、そんな映画(よく考えたら春休みにビーチに行ってはじけるにも、日本じゃちょっとできない)



確かにブレイクしまっくている。ヒットの意味ではない。とにかくいろいろぶち破りまくっているのだ。


この映画がいま振り返っておもしろいと感じるのは、まあ主人公のガールズたちがもろもろの社会ルールをぶち破りまくっているのもそうだが、だんだん観ているこっちは現実と非現実のルールまでぶち破られているような気にさせられることだ。


ハーモニー・コリンといえば、結構過激なぶっとび映画を作っていることで有名だが、このSpring Breakersでは、二人もディズニーアイドル出身の女優をつかっていることにも、ある意味ルール破りまくりなところを感じずにはいられない。



一昔前にかなり流行ったミュージカルドラマ、『High School Musical』で主演Gabriellaを務めたVanessa Hudgensやそのとき同時に『ウェイバリー通りのウィザードたち』でまた主演を務めたSelena Gomezが出演しているというのが、かなり型破りだが、なんというかまだイマドキのぴちぴちガールを使っていて新鮮だ。

さらに、Selenaの役はFaithという信心深い女の子の役なのだが、誠実で真面目なSelenaにはぴったりすぎるほどの役柄ともいえそうだ。逆にVanessaの役は、破天荒で、やり手の麻薬ディーラーですら負けてしまうような、とんでもないパワーの持ち主である。真面目で優秀なGabriellaからは完全に脱却している。
Selena

Vanessa


映画では、仲良し4人組が春休みに強盗をして得た金を使ってビーチに繰り出すのだが、そこで捕まってしまい、気まぐれで保釈金を払ってくれた麻薬ディーラーに、なんとなく付き合わされるところから本番のゲームが始まるのだが、段階としても、①強盗、②ビーチで裸騒ぎのパーティ、③逮捕劇、④麻薬ディーラーとのスリリングな毎日、⑤仇討ちの殺し合いゲーム、と終始観客は休む暇がない。し、さらに途中麻薬ディーラーとの生活の中で、ひとり、またひとりとガールズは日常世界に脱落していくのだが、その理由も敵対するディーラーに撃たれる、とかFaithにあたっては信仰に疑心を抱きながらも、結局自分の信じる神や家族のもとにかえっていく場面が印象深い。



脱落するのは簡単で、高速バスで家に帰るだけ、である。



家に帰ったガールズたちがどうしているのかはわからない。が、その脱落方法はただ、その春休みを終えて家に帰るだけでいいのだ。

では、なぜ残りのメンバーたちはそんな自堕落で危険と隣合わせの生活を続けるのか。


以前The Bling Ringを観た際にも同様のことを感じたのだが、年頃の若さ始める女の子が、若さゆえというか、危険でスリリングな遊びを楽しむことで、よりいっそうその瞬間を「生きている」ように思う。

The Bling Ringの女の子たちは、盗みというスリリングな遊びと、セレブのような破天荒な擬似生活によって、ある意味現実離れした人生を過ごしたが、Spring Breakersでは、ディーラーと銃でやりあうスリリングさと、エイリアンの豪邸での自堕落な生活は確かに現実離れしているが、いってしまえば「ふつうの女の子」が求める非現実生活ではない。

ビキニのビッチガールが、ビーチではしゃぐ、ブーブとブットでいっぱいな映画なのは確かだが、どことなく現実離れしている世界観。



The Bling Ringの世界がある意味「ふつうの女の子」が憧れる、スリリングなセレブ生活で(以前書いたように、それはなんとも浅はかというか、人工のプラスチック製で出来たちゃちな物のよう)あって、Spring Breakersのそれは、「ふつうの女の子」なら尻尾をまいて逃げる世界で、手ごわいディーラーにも銃撃戦でやり合って勝ってしまう、男の世界をぶち壊す女神たちの新たな世界の幕開けのようにも思える。(実際エイリアンも、敵方のディーラーも死んでしまう)

ラスト、勝利を手にした二人のガールズ、キャンディとブリットがピンクのマスクにビキニではしゃぐ。この先は見えない。








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