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Best Album of 2013

Best Album of 2013

2013年もとうとう終わりに近づいてきました...
今年はいろいろありましたが、前半期とかなり違った年間ベストです。よろしければどうぞ、



1, Justin Timberlake /  The 20/20 Experience

誰もこのTimberlakeには適いません!もちろん、Future Sex Love Soundに比べればやや劣る気はしますが、それでも短期間で2枚組みCD、このクオリティ、脱帽です。

ちなみに'N SYNC時代から好きでしたが、ブリトニーをずたぼろにして、グループは差し置いてソロで活躍しまくり、童顔のクセにスーツになぜかスニーカーだし、しゃべればバカっぽいこの男をどうにも愛せずにはいられないんですよね。この天性の魅惑的ボイスで唸られたら何もいえません。Justinのハモりってなんであんなにセクシーなんでしょうか。鼻で笑う音ですらかっこいいよ!!!!いつかライブを見れたらいいな。

Let the Groove Get Inのような、ソロ当初やっていたラテン系ダンス曲あり、Pusher Love Girlのような豪華に飾りつけた曲あり、Mirrorsのようなノリのよい曲ありと、満載すぎておなかいっぱいでした。




今年はそういえば、Justinが出ていた映画"Friends with Benefits"を観まくっていました。今年は自分にとってかなりつらい年だったのですが、なんだかミラクニスとのコメディ観ていたら元気が出ました。
Justinは若手ながら成功したWeb Designerの役です。ちゃらいのに出来る男役が上手いです、さすがに。




2, Primal Scream / More Light

正直なめてました。ごめんなさい、。そういえばSonic ManiaでScreamadelicaの再現ライブを見ましたが、実はあの時まだ良さがよくわかっていなくて、そのまま今ここまできてしまったのですが、ここにきてBobyの本気を見ました。UKのバンドってなんだかやっぱり、良いバンドはいてもUS勢にいつも押されてしまっていて、負けを見ているように感じていて、ああ頑張って欲しい、なんて思っていましたが、Bobyがいるイギリスはまだ希望がありますね。
サイケデリックで、あのOasisなんかに見たザ・UK Rockな音で、メロディが一つ一つ丹念に作られいるようなこの感じ。1位はJustinにしてしまいましたが、まだまだ現役で頑張って欲しいBobbyさん。


3, Queen of the Stone Age / ...Like Clockwork

自分はかなり、ストーナーロックのようなのが好きなのですが、これまでよりもさらに骨太に、グルーヴィになって帰ってきたこの作品がもろに自分好みで、聴き倒しました。Them Crooked Vulturesっぽくなってねえか、と思わずにはまあいられないんですが、かっこよくもあり、ロマンチックで、いや最高にロックです。

4, Destruction Unit / Deep Trip

4位にランクインさせましたが、Pitchforkなどをみてもそこまで評価は高くないみたいですね。
今年は、私的にSacred Bones Recordsのアーティストが振るっていた様に思います。Destruction Unitはそのうちの一バンドということなのですが、この短くも疾走感あふれるアルバム、めっちゃかっこいいです。
今年はHate Hate Hate RecordsからなんかThe WytchesやLOOMといったようなパンクガレージバンドが勢いを見せてきましたが、Destruction Unitはその筆頭になってくれないかなと。
グルーヴィでひたすらもうノイズの嵐(といってもすごく気持ちの良いノイズ)に包まれる瞬間、天に昇りそうですね。


5, Kelela / Cut 4 Me

なんとなく来日していたのは知っていたんですが、誰ですかそれ、ぐらいにしか思っていなかったのを、「無料」音源を聴いてびっくりしました。え、これ無料でいいんですか。採算絶対取れてないでしょう、ぐらいにめちゃくちゃ美しく配置された、というか出来たアルバム。新人ですか本当に。聴き込めば聴き込むほどに、いかにこのアルバムがうまく出来ているかを実感します。

6, Iceage/ You're Nothing

正直なところ、Iceageは1stもちゃんと聴いて、ライブも行っておきながらあまり良さがいまいち理解できていないバンドでした。確かに若いながらも、初期衝動にあふれたパンキッシュで、青臭さがまた良い勢いあるバンドだな、とは思っていましたが、いきなりなんだか成長しやがったこの作品、びっくりしました。メンバーの顔つきも、デビュー当時はまだ子供っぽさが残る感じだったのが、突然落ち着きだして、アルバムも適度にパンクながら、ポップさがあって、非常によく出来ているな、と。Big Loveの仲さんが、いっそ解散して欲しかった、なんてライナーで書いていらっしゃいましたが、私としてはまだまだ彼らに成長して欲しいです。そして、コペンハーゲンからもっと素敵なパンクバンドをつれてきて欲しいです。以下Pitchfork Festivalでのパフォーマンスが最高だったので、ぜひどうぞ。





7,  Airhead / For Years

あれほど、James Blakeが好きな私でしたが、今年は隣でギターもくもくと、たまにつまらなそうに弾いているRob McAndrews氏のアルバムを上にしてしまいました。つまらなそう、と書いてしまったがJames Blakeとレーベル業をしたりと、なにかと仲は良いはずです。でも、このデビュー作、ミニマルで無駄がなくて、それでいて耳に残るメロディが素敵です。むしろ私はAirheadの来日公演を待ち望んでいるところ。

8, Sky Ferreira / Night Time, My Time

お騒がせクイーンSky Ferreiraのフルレングスアルバムは全編文句がないレベルで最高でした。
歌唱力はもちろん、楽曲もメロディから、かなりよく出来ていて、唖然。ちなみにマイケル・ジャクソンとお友達だったらしく、幼少期から歌のレッスンをし、曲を書いていたそうですが、最近までただの「モデル」だと思っていたので、さらにこの経歴にびっくりしました。打ち込みドラムと、Skyのコケティッシュで迫力あるボーカルがのって、ポップだけど、めちゃくちゃかっこいい。ただのぽっと出のモデルがちょっと歌やってみました、ではない気合が感じられます。歌詞も聴いていて、本当に等身大のSky自身のことが切々と歌われているところに、めちゃくちゃ心をつかまれました。アルバム自体は、今ドラッグで捕まってしまったことなども続いて流通が取りやめになってしまったそうですが、間違いなくもっと世界で聞かれるべきアルバムだろうなと感じます。今度気になったので、インタビューでも訳そうかな。





9, Gesaffelstein / Aleph

フレンチエレクトロシーンを代表する、イケメントラッカーGesaffelsteinのデビュー(!)作。楽曲自体はかなり前から作ってたはずですが、なぜかデビューアルバムが今頃出るっていう。笑

Control Movementなんかが大好きでしたが、それにも劣らずめちゃくちゃかっこいいこぶしがきいた曲ばっかり入れてくれて、もうイケメンです。



10, Kanye West / Yeezus

実は今年に入って、Kanyeのこのアルバムを聴くまでまったくヒップホップは聴いたことがなかったのだが、(それこそミクスチャー要素が強いManafestぐらい)こんなにロックでかっこいいヒップホップがあったのか!と衝撃だったのが、このKanyeのYeezus。もはや出来すぎていて怖いこのアルバムだが、きっと今年はヒップホップファンでない人もこのアルバムを聞いてヒップホップに興味がわいた人がたくさんいることでしょう。


11, James Blake / Overgrown

今年はWarpaintの美女ギタリストTherethaとの交際を告白して、このアルバムがさらにその国を越えた恋愛の悩みなんかを歌ったアルバムになったことが発覚して、びっくり。引っ込み思案でいかにも人前慣れしていなさそうなBlake氏も成長しましたね。
アルバムは前作よりダンサブルで、前作のミニマルでメロディ重視というような感じよりも、もっと音の作りこみがなされている気はしました。
全然関係ないですが、ジャケ写といい、このライブの告知ポスターもすごいツボです。


12, Savages / Silence Yorrself

ベリーショートに細身の女性が、全身黒いファッションに身を包み、シャウトする、このポストパンクバンドは今年を代表するバンドとなりました。出てきた当初よりも、アルバム自体はかなりタイトでポップで、聴きやすいようになっている気がするけれども、ライブも彼女たちはめちゃくちゃかっこよいのでした。同じくショートヘアでひとりでほぼこのバンドのサウンドの核を握るGemmaと、演技もやっていてフランス出身のJennyがまさに外国語のように歌い上げる言葉ひとつひとつは、まさに絵になるとともに、バンドの個性を体現していますね。






13, Jake Bugg / Shangri La

前作が出たときは、ただなんとなく若いのに渋い声だな、ぐらいにしか思わず、楽曲の良さもいまいちわかっていなかったのですが、今作でこんなにも名曲ばっかりなアルバムを出してくるとは思わず、もうヘビロテしております。驚愕のまだ10代ですが、サマソニで見たときも存在感がすごかったですね。かなり安定しております。それから自信満々なのに、冷めた目で世の中を見ている感じがまた、、、とかいいつつこれまた人気モデルのCarlaと付き合ってるわけですが。


14, Laurel Halo / Chance of Rain

前作が出たとき、会田さんの切腹女子高生のジャケが強烈過ぎて、なんだこいつってなった女子Laurelさん。今作のジャケもなんだか強烈。でも、アルバムはひたすらにかっこいい。
こちらのBoiler Roomでのライブでは、なんだかよくわからないださかわな犬のでかいプリントシャツを着て、ひたすらビートを鳴らし続けるLaurel女子が素敵です。

15, Haim / Days Are Gone


フジロックで来日してたときは、他のアーティストを取ってしまいましたが、今年のライブでもベストアクトじゃね、なんて評判のUS girls 3ピースバンド。メインボーカルを取っているDanielleはThe StrokesのJulianのソロツアーのときにギターも担当していたり、またDanielleとEsteはHaim以前はThe Valli Girlsなんていうもっとイケイケなガールズバンドのメンバーで、実力は保証されたようなもんです。
Fleetwood Macの精神を受け継いだカッコよすぎるガールズバンドHaim。クラシカルなアメリカンロックをまだ2000年代にカムバックさせてくれましたが、彼女たち自身は普通のアメリカのガールズというのが、またしても好感が持てますね。
海外ではかなり前から注目されていましたが、ここでやっと彼女たちが日本にやって来てくれてうれしい限りです。アルバムは彼女たちの演奏力重視というよりも、若干プロデュースが過ぎてる気もしなくはないですが、それでもアルバムは完璧でした。




16, Disclosure / Settle

ちゃらい。といってしまえば一言で終了なんだが、その一言に尽きないのがDisclosureのすばらしさか。どう考えても、あまり音数やつくりこまれた何かがあるわけでもない気がするのに、めちゃくちゃに踊れる中毒性ある曲郡のオンパレードで、これはもうすばらしいとしか言いようがない、です。

17, Body/Head / Coming Apart



そういえば今年のニュースといえば、あのSonic Youthのキム/サーストンカップルが別れてしまったことですよね。原因はサーストンの浮気らしいですが。別にサーストンのChelsea Light Movingを入れないのは、わざとではなく、純粋にキムのBody/Headがめちゃくちゃかっこよかったということです。
それこそSYの初期Confusion is Sex..のような不気味な音にキムのボーカルが入ってきたり、もうそれは初期のSYばりにギターノイズにまみれていて、全編最高でした。





18, Ty Segall / Sleeper

いつあっても、Tyくんは外さないですね。というか、あんなにコンスタントに作品を立て続けに発表しているのに、才能がもうあふれてとまらないこの感じはいったい何なの?早死にするの?何なの?といいたくなるぐらい。ちなみに別バンドのFuzzも最高だったので、出来るなら同順位にランクインさせたい。頼むから、そんなに頑張りすぎて死なないでくれ。
もうこのアルバムは最高にメロディアスで、でもいつものようなファズ、ノイズにまみれた感じではなくて、もっと歌よりでバイオリンなんかを取り入れたアコギが中心で、これまた最高のアルバムです。
ああこのクマみたいな容姿もかわいいよ。




19, Arctic Monkeys / AM

実際出てきた当時は、まだにきびが消えてない、青臭さがありつつもなんだかひねくれててかっこいいバンドだったはずの、ArcticはAlexがあの美しくて皆の憧れの的Alexa Chungと別れて、一気にハードロック化してました。が、ちょっとまだイギリスから出てきた青年臭さから抜けきっていない前作と比べて、もう完全に何かを吹っ切ったかのように、シフトチェンジしていました。なんといっても、彼らがどう方向転換しようが、バンドメンバーは皆そろいもそろってストイックなところがすごく共感できるのですが、今回はストレートに、完全にアメリカナイズされた"Arctic Monkeys"になっていましたね。


引き続きQOTSAのジョシュ・オムをプロデューサーに加えて、さらにストーナーロック調な曲でありつつ、ストレートすぎて逆にこっぱずかしいラブソングを披露してくれていて、かっこいいのなんの。
そういえば、気づいたのですが、この新しいバンドロゴ、明らかにBlack Sabbathからとっていますね。笑



20, Chvrches / The Bones of What You Believe



先日紅一点ボーカルLaurenちゃんの記事を訳しましたが、スコットランドの田舎から出てきたスコティッシュ訛りがバリバリ健在な、なんだか微妙にさえないおっさんと少女の3ピースバンド。中毒性のあるキッチュなシンセのコードに、ピュアでちょっと幼い感じのLaurenちゃんのボーカルが乗って、なんとも忘れがたいポップさが、すごく好きでした。まあ、女子としてはあまりにもLaurenが可愛い可愛いと騒がれすぎていて、そっちに話題が行き過ぎているので、若干毛嫌いしている人もいるかもしれませんが、音楽だけでいうなら、今年を代表する新人バンドでしょう。






次点(おまけ)

Wire / Change Becomes Us

前半期ベストに入れていましたが、やっぱりこのWireのアルバムはかっこいい!デビューしてから何十年もたっているバンドでも、ここまで振り切って154のようなアルバムがつくれてしまう彼らには、もう尊敬の念しか抱けません。






Run the Jewels / Run the Jewels

こちらも無料でDL出来たアルバム。今年は怖すぎますね、良質なアルバムをみんな公式にフリー公開ですからね。おかげで、かなり自分の音楽の領域が広がった気がします。El-PとKiller Mikeのコラボで、もう最初から、「うわチャラっ」となるかっこよさ。
強烈なんだが、それでもかっこいいことには変わりない。実はKanye止まりだった私のヒップホップ領域が広がりました。

Death Grips / Government Plate

これも無料。こええええええええええええええ。
でも、今年彼らが出していたもう一枚のアルバムより断然かっこよかったです。もしかしてこっちが本分だったりするのかもしれない。
ヒップホップでパンクなのに、Run the Jewelばりのかっこよすぎるエレクトロ要素があって、混乱。

と、ここまでです。ぶっちゃけ数えるの面倒なので数えてませんが、たぶん分母としては100枚ぐらいかなあ、と...たぶん今年は今までで一番話題の新譜をちゃんと網羅しました!!なので全然旧譜が追えていなくて、Disk Unionとか行く余裕がありませんでした...来年こそは頑張ります。

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