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Next Coming R&B Artists of the Year

AlunaGeorgeやRhye、inc.をはじめとしたR&B音楽が人気を集め始めてからはや1年程、
今年もどんどん有望なアーティストたちが次々とデビューしています。

もちろん素晴らしいアーティストたちはたくさんいますが、その中でもご紹介したいアーティストたちを集めてご紹介します。

回は、初のコラボで音楽ブロガーPshandyさんに当ブログに登場してもらうことになりました!
注目度100%の旬なアーティストたちや、ちょっと意外な良い曲たちを集めましたので、是非!

From Pshandy's Choice...
まずはPshandyさんチョイスから。

Jazmine Sullivan / Dumb




米ペンシルバニアのR&B歌姫、Jazmine Sullivanが約5年ぶりにリリースした新作『Reality Show』収録のシングル曲。これが長いブランクを全く感じさせないJazmineの力強い歌声が響くダークなR & Bチューン。Meek Millのクールなバースもいいアクセントになっている。ちなみに本楽曲のミュージックビデオは最高にくだらなくて必見(褒めています)。

Nao / Apple Cherry



Kelela、Banks、FKA twigsの「次」は間違いなく彼女だろう。英ロンドンを拠点に活動するフィメールシンガーNaoは、あのJai Paulの弟A.K. Paulとのコラボ曲"So Good"でも話題になった注目のニューカマー。つい先日公開された新曲"Apple Cherry"は、ピリピリとしたサウンドプロダクションとNaoのチャイルディッシュな歌声が絶妙にマッチした一曲で、前述の女性R & Bシンガーにハマった方は必聴だ。

Alessia Cara / Here




超名門〈Def Jam〉に籍を置くカナダはオンタリオ出身の新鋭フィメールシンガー、Alessia Caraのニュー・シングル。音の方は昨今のインディーR & Bとは真逆を突き進むレトロなサウンド。そこに絡み合うまだ18歳とは思えないAlessiaの味わい深いボーカルが耳に残る。まさに彼女はAdeleやAmy Winehouse不在の穴を埋める逸材として今後の活躍に期待できそうだ。

Ofei / Everybody's Gotta Learn Sometime
(bandcamp)



強烈。英ロンドンのR & BシンガーOfeiの"Everybody's Gotta Learn Sometime"は、まさに昨今の腑抜けたインディーR & Bを軽く一蹴する凄まじい一曲になっている。例えばThe Weekndの歌声が「Sex」ならば、彼の歌声は「Rape」と形容できるかもしれない。いまだ知名度こそ低い彼だが、あと少しもすればシーンの最前線に浮上してくるのは確実。是非とも今のうちに注目しておいて欲しい。ちなみに、こちらの楽曲が収録されたニューEP『Dreamers』はName Your Priceでダウンロード可。

Tame Impala / Cause I'm A Man




現代最高峰のロックバンド、Tame Impalaの新曲。「え?」と思う人がほとんどだろう。しかしこのスムースなサウンドと歌声は、完全にR & Bのそれだ。そういえば、これより前に公開された"Let It Happen"は、Daft Punk以降の空気を感じさせるコズミカルなサイケデリック・ディスコ・ナンバーで素晴らしかった。もはや加速度的に進化していく彼らから今後も目が離せない。私たちの世代のThe Beatlesは紛れもなく彼らだ。



From my choice...つづいて私からのチョイス。

Yuma X - Swimmingpool





あのオーストラリア発のエレポップトリオYumi Zoumaもデビュー当初はメンバーの顔、名前まで隠された謎のユニットだった。名前やそのデビューの仕方、出身国と似通った点が多いことに加え、このYuma Xも今後名を馳せることはほぼ確実だ。唯一公開されている今曲はAlunaGeorgeを思わせるミニマルなエレクトロポップに、イノセントでハスキーな男女のボーカルが重なり合う涼しげな曲だ。これからの暑い季節にピッタリ。



Kelahni - Wanted






若くして有望なアーティストは掃いて捨てるほどいるが、Kelahniはその中でも今年これから注目されることが必至なアーティスト。なぜか?キュートなルックスと(腕じゅうに入れられたゴツいタトゥーは良い意味でギャップ)America's Got Talentでも突出していたハイトーンヴォイス、そして曲のセンスの良さは誰が見てもこれからの成功を実感することでしょう。今曲はアルバム曲でもバブルガムポップのような突き抜けたポップ感を保ちつつ、KelahniのソウルフルでかつAriana Grandeばりの歌唱力が証明されたハイトーンヴォイスが聴ける美味しい曲だ。19歳の彼女はデビューアルバムYou Shold Be Hereをリリースしたが、既にヒットしたmix tape、Cloud 91を聴けば、なるほどと思う事間違いなし。


Tinashe - Cold Sweat



突如RCA Recordsと契約して、リリースされたデビューアルバムAquariusがヒットしたTinasheも、今年22歳だが既に3作のmix tapeをリリースし、地道にヒットへの道を踏み固めてきた。デビュー作Aquariusからは、この少し寂しげな一曲を。若くして成功を収めた彼女が、”I like being alone”と歌うセレブリティとは一線を画す性格に私は胸を打たた。そしてそれはKurt Cobainに憧れ、死んでいたら良かったのにと歌うLana Del Reyではなく、進むべき道がわからない、誰か助けてくれと歌うJustin Timberlakeと同じ意味で最高なのだ。


Lion Babe - Wonder Woman








最近のセレブ二世は単純に生まれがセレブリティなだけでなく、その実力も確かなアーティストが多いように思う。Lion BabeのボーカルJilianはVanessa Williamsの実の娘だが、彼女は決してそれを媚びない。ユニット名にもなったライオンのようなヘアスタイルと、強い眼を持つ彼女が歌い上げるこの曲はあのHappyで去年誰もが知ることとなったPharell Williamsがプロデュース。ソウルフルなJilianの歌声と、シンプルでダンサブルな曲に途中入る男性コーラスが彼女のクイーンぶりを助長している。強く美しい女のR&Bソングだ。


Nick Jonas - Chains 






ここでJonas Brothersについて触れるのは、御法度なのかそれともアリなのかは読者さんに任せるが、あのディズニーチャンネルの”アイドル”バンドJonas Brothersの末っ子ギターボーカルNickのソロ作品が圧巻の一言に尽きる、と言っておこう。兄弟バンド時代はハスキーでセクシーなボーカルでティーンを熱狂させてきたNick JonasがソロでR & Bに転向、と言えば恐らく白い目で見られるに違いない。しかし、Chris Brownを思い起こさせるセクシーボイスはそのままに、このエレクトロなR & Bチューンは、シルキーなNickのボーカルとも絶妙なバランスで彼の新たなシンガーとしてのキャリアを確約してくれたも同然だ。

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