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GOD HELP THE GIRL

最近気になっている、米英の青春映画作品などをまとめてみました。







1, GOD HELP THE GIRL


 


Belle and Sebastianのフロントマンこと、Stuartが監督を務めるこの作品。
スコットランド出身のStuartだからなのか、イギリスでは有名な文句 "God Help the Queen" をもじったこの作品タイトル。

Stuartは、ベルセバで書いた曲の中でも自分が歌うよりは女の子のグループが歌った方が良いのではという曲群が出来たのだが、それを改めて映画の形で作ろうという話になり、出来上がったのがこちら。

Eve、James、Cassieという三人の主人公が繰り広げる物語だそう。

http://youtu.be/otJbeMsmQbU

Stuのインタビュー記事がこちらにありました。


2, A Perks of Being A Wall Flower
 


Harry Potter最終作終了後に、トレードマークであったロングヘアをばっさりベリーショートにまで切り、話題になったEmma Watsonがそのヘアスタイルを活かして出演した作品の一つがこちら。

"少年は残酷な弓を射る"で話題を呼んだ、ミステリアスな雰囲気が魅力のEzra Millerや、"Percy Jackson and the Lightning Bolt"でもお馴染みのLogan Lermanらと共演し、現代版"Catcher in the Rye"と歌われた作品の映画化。

主人公演じるLoganは、まさに"壁際にひっそりと咲く花"のごとく目立たないうえに、とりわけどうといった才能もない平凡な青年が、転校先の学校でEmmaとEzra演じる兄妹と出会い、次第に心を開き、成長していく物語。

アメリカでは一年ほど前に公開され、DVDも発売していたので、日本公開はもうないのかと思っていた矢先にどうやら日本公開が決定したようだ。(笑)

まぁ、こんな豪華なキャスト&話題のストーリー、で公開しない訳ないか。。
 


Potter and the Goblet of Fireでダンスしていた時より、はっちゃけてます、Emma。笑
三人の美男美女が繰り広げる現代のサリンジャー物語。

青年たちの繊細な心の動きと、綺麗な映像が魅力的。

Ginger and Rosa


エルファニングが髪を赤く染めて、赤毛のGingerを演じ、その親友RosaをAlice Englertが演じる。冷戦期のイギリスで、まるで姉妹のようにお互い政治について、髪型について、そして家のことについて文句ばかり垂れる母親より絶対偉くなって良い人生を送ってやるという共通の考えを持つ二人が時代の流れによって引き裂かれる話。

公開はこれからなので、日本に上陸するまでにはまだまだかかりそう。



でも、赤毛のElle Fanningがすごく可愛いのと、これまでの純粋なキャラクターというよりはちょっと反抗的で儚げな女の子という設定のようなので、今からとても期待。


New Years Day - 約束の日-


イギリス映画です。
議員の親を持ち、裕福で頭も良く恵まれた人生を歩むStevenと、同じ名門学校に通いながら両親は離婚し、母親と兄妹4人で生活保護を受けながらギリギリの生活を送るJake。新年に彼らはクラスメイトと先生とで、フランスにスキーへ出掛ける。しかし、そこで大規模な雪崩に巻き込まれ、生き残ったのはJakeとStevenだけだった。二人は突然の事故に戸惑い、混乱の末自殺しようとするJakeをSteveが止め、ある課題を一年以内に達成し、それから二人で自殺しようと決める。それから二人は課題を果たすべく一つずつ取り掛かって行くのだが、そうして二人が仲を深める一方で、互いの家族に亀裂が現れ…


と、友人を突然失った青年がどう現実に対峙していくかという重い内容ですが、事故シーンもリアルではないし、その事故に悲しみを見せるというよりは二人でつるんで課題を達成して行く間はただただ好奇心の強い二人…というイメージ。

ただ、仲良しの二人が同じ親友の死に違う形で少しずつ向き合って行くのですが、二人が全く正反対の生まれであるということが、とてもイギリス的であるような気がします。
貧しいながら、家族とは仲良く暮らし、根は純粋なJakeと、裕福ながら両親に常に反抗している孤独なSteven。

二人はなぜか親友だけど、この一つの出来事が二人の根本的な考え方や境遇を明らかにしているところ、そして最後は真に分かち合うところが美しくて魅力的。

同級生



 
こちらもイギリス映画。

高校生のStevenは、地味でいじめられっこの普通の高校生男子、でいるようで実はゲイであることを周りに隠して生きている。
日課は公園近くの公衆トイレでイケメンを引っ掛けてゆきずりの関係を楽しむこと、そしてゲイであることを唯一知っている隣人のぽっちゃり女子Lindaにその様子を語ることだ。しかし、息子を将来有望な作家だと期待する両親と、学校ではゲイといじめられ、Steveはどうにもならないストレスを抱えていた。そこで彼がある日関係を迫った相手はなんと首席でリッチな陸上部のトップランナーであるJohnだった。二人は互いのことを知らずに関係を迫ってしまったのだが…

というのがあらすじ。

ゲイ映画というと、なんとなく引いてしまうかもしれないのだが、イギリス映画といえば、ゲイ映画、なんていう捉え方も恐らくあるように思うので、入り口としては良いのかもしれない…

とにかく私には主人公のStevenがBBCドラマMerlinで主役を演じていたColin Morganに見えてしまうのですがw
 
 

とにかく可愛いけど、なよなよして細身のStevenは純粋なのだけど、理想どんぴしゃな相手を見つけても、周りに自分という人間を隠して生きることに疲れている。

その一方で、エッセイストとして活躍したいと思いながらも、全く納得する原稿が書けずにいつも締め切り直前に諦めてしまう。

という葛藤を、なぜだか二ついっぺんに実現してしまうというなんとも爽快な展開がこの作品を観やすくしている理由だと思われる…

恋の展開は大分省いているけれども、短時間でイギリスの学校の様子や、ゲイとは…という内容を掴むにはとてもお勧めの映画です。

Bell Jar

 
現代の女子版Catcher in the Ryeと謳われる、天才女流詩人Silvia Plathの初の長編作がこちら。
 
Plathが活躍したのは第ニ次世界大戦の前後1940-50sだけれども、晩年書いたこの作品は今の私たちにもピッタリ当てはまりそうな程で、まるで現代の女の子の心の葛藤を予言したかのように繊細に描かれていて、思わずドキッとしてしまう。

ちなみに、心が疲弊している時は読まないように。恐らくもっと疲弊します。(笑)
 
女の子はとても繊細で、それこそ簡単に壊れてしまうから、、と言ってしまえば一言で片付いてしまうのですが、それよりも、主人公エスターが何度も何度もつまずいて本当にダメになってしまいそうなところで、最後には一人で立ち上がり、再生の可能性を求めていくというところがミソです。




 
 




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