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Interview with Sam Ford (from So Young Magazine)


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NMEがつい先日紙媒体から永久的に撤退すると発表した。まずフリーで配布することになった辺りから、ちょっとした音楽メディア業界の時代の流れを感じたが、ついに来たかという感じだった。

いまや音楽メディアの手を借りなくても、セルフプロデュース力が高いバンドやアーティストはネットと口コミだけでも人気になれるし、ネットがあれば日本にいても例えば私みたいにロンドン含め世界中の今アツイアーティストは見つけられる時代だ。

Pitchforkは逆に無料の音楽メディアとしてはインディーファンの中ではある種メディアの中でも特殊な位置付けだったが、Vogueなどで有名なメディア会社Conde Nastに買われたし、逆の現象が起きていたりもする。

逆にNMEが紙媒体をやめると言いながらも、ロンドンでいまアツイバンドを次々取り上げて、Pitchforkばりにコミュニティを作り始めてる音楽メディア、So Youngがいる。Josh(アート担当)とSam(バンド担当)が5年前にPalma Viotetsのライブに行った帰りに発足を決めたというこのメディアは、そんな時代に逆行するような形ではあるが、アートとはどうあるべきかをニッチに支えている。

今回はバンドページを担当しているSam Ford(サッカーのコーチもやっている模様)に雑誌の今後、紙媒体で続ける理由について聞いてみた。

1.この雑誌を始めるきっかけはなんでしたか。 

Sam: Joshと僕が5年前にPalma Violetsのライブに参加したんだけど、その帰りにJoshが僕らが見つけた新しいバンドを紹介する雑誌を始めようって言いだしたんだ。そのときはPeaceとかSwim Deep、SkatersがPalma Violetsと一緒に流れを作ってたんだよね。既に僕らはそういうブログを書いてたからその延長線上だった。僕が新しい音楽について書いて、Joshはアート担当。そのあとでバンドにすごい丁寧にメールでお願いしたりして、幸いみんなイエスって言ってくれたんだ。 

2. いまはオンラインと雑誌両方で運営していますよね、これはなぜですか? 

Sam:紙媒体でやることはすごい重要なんだ。ヴァイナルが音楽で重要なのと一緒だよ。僕らは自分たちの作品を持っているのも好きだし、ページをフリックするのも好きだしね…まあそれがどれだけ高くついてもさ。So Youngのヴィジョンが出来た時、いつも紙媒体が前提だったんだよ。 

インターネットもめちゃくちゃ重要だけどね。ネットがなかったら僕らがいまやってるみたいにいろんな新しいバンドは探せなかっただろうし。音楽と音楽産業はその結果痛い目をみてるけど、一緒に進んでいく必要がある。僕らはみんなにSo Youngが手に入るようになってほしいし、そのためにもオンライン版は無料で僕らのサイトからみられるようにしてる。ここではバンドやアーティスト、作家が6ポンドという柵なしで見られるようになってる。So Youngを本当に愛してくれている人たちは有り金を惜しまずに寄与してくれて、そのおかげで僕らはここまで来れてる。誰かの本棚にSo Youngがあるのを見るのが一番うれしいね。 

3. 最近NMEが紙媒体での運営をやめると発表しました。これについてはどう思いましたか?もし望む人がいればこれからも紙媒体での活動を続ける予定ですか? 

Sam: NMEはJoshと僕にとってすごく大事で、僕らはNMEと一緒に育ってきた。ここで色んなお気に入りのバンドを見つけたしね。もう紙媒体がなくなるって聞いて悲しいけど、現実をいえしばらくの間は特に関係なかったともいえるね。0じゃなかったにせよ、無料になった時点でその価値は変わったよ。僕らはずっと紙媒体を続けるつもりだよ。毎号全部売り切ってるし、やめる必要もないさ。 

4. 新しいバンドはどういったやり方で探しているのですか?これはビッグになるな、というバンドは感覚で分かるものでしょうか。 

Sam:色々だよ、信頼している友達だったり、おすすめされたり、ライブに行ったり、オンラインだったり。みんなと一緒だとは思うけど、まあきっとそれよりは簡単なんだろうな。 

5. ロンドンではまたインディブームが始まっていますね。ShameやSorry, HMLTDやGoat Girl, Dream Wifeのようなバンドが出てきてどんどんビッグになっています。日本で見られないのが残念です。なぜ彼らはこんなにすぐビッグになれたのだと思いますか? 

Sam:サウスロンドンのシーンは本当に超才能豊かなバンドたちの結集で、ありがたいことに多くのレコードレーベルもそう思ってる。彼らもそのお金をバンドの名前を上げるためにつぎ込んでるんだ。そのトップは、めちゃくちゃ良いバンドたちだし、みんなそれを自分の友達に話したり、一緒にライブに誘って行ったりしてるよ。 

6. この雑誌の今後の将来の野望があれば教えてください。次はどんなバンドを特集する予定ですか? 

Sam:僕らはこれからもイベントを続けていくつもりだし、いまやってることをもっと大きくしていく予定だよ。もっと大きなイベント、もっと雑誌をつくる、それからTシャツとか。自分たちのコミュニティを作りたいんだ! 



(So Youngはライブなどのイベントも開催)

8. 日本のほかにSo Youngはどこで販売していますか? 

Sam:アメリカやイギリス、日本で再配布してるよ。でも顧客はオーストラリアやフランス、イスラエル、タイ、韓国、フランス、スペインもあるね。 

9. 最近のお気に入りのバンドは? 

Sam:雑誌を読んでくれればわかるよ! 
10. 雑誌に載せるバンドはどうやって選ぶのですか。 



Sam: まず彼らにメールを送ったり、一杯ごちそうしたり、それから会って決めるよ。 

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